Spark67 Beginners
Edge ActionScript Libraries

イメージ:Spark67 Beginners Edge ActionScript Libraries

イベント詳細

「Spark67」は、Flashの学校 ロクナナワークショップ と、Flash・ActionScript開発のためのオープンソースコミュニティ Spark project とのジョイント企画として開催しているセミナーイベントです。第3回を迎える12月は、BeginnersとDeepの2に分かれセミナーイベントを開催します。

Beginnersでは、Spark projectより、新藤愛大(しんどうよしひろ)氏、河村晃匡(かわむらあきまさ)氏、池田泰延(いけだやすのぶ)氏をお迎えし、オープンソースのActionScriptライブラリの導入方法から、活用方法までじっくりご紹介いただきます。

開催概要

  • 日時:12月4日(金)11:30 – 14:30(開場11:00)
  • 会場:東京・新宿「 関東ITソフトウェア健保会館
  • 出演者:新藤愛大、河村晃匡、池田泰延
  • オーガナイザー:加茂雄亮(かもゆうすけ)
  • 料金:3,800円(税込み)※学生料金(数量限定):1,900円(税込み)

ブログなどでご紹介いただく際のバナーをご用意いたしました。

Spark67 Beginners Edge ActionScript Libraries

イベントレポート

2009年12月4日(金)ロクナナワークショップ は、Flash・ActionScript開発のためのオープンソースコミュニティ Spark project とのジョイント企画として「Spark67 Edge ActionScript Libraries」を、BeginnersDeep の2に分かれ開催した。

Beginnersでは、ActionScript 3.0の基本は理解したがActionScriptライブラリは使ったことがないという方を対象に、ActionScriptライブラリの導入方法から、活用方法まで紹介するセッションが実施された。

スピーカーは、Spark Projectより 新藤愛大(しんどうよしひろ)氏、河村晃匡(かわむらあきまさ)氏、池田泰延(いけだやすのぶ)氏が登壇。オーガナイザーは、株式会社ロクナナの 加茂雄亮(かもゆうすけ)が担当。

写真:イベントの様子
[会場の様子]

ActionScript ライブラリでらくらくFlashコンテンツ制作

Session 1では、BeInteractive! のActionScriptエンジニアでありSpark Projectの代表 新藤愛大氏より、「そもそもActionScriptライブラリってなに?」というところから、「ActionScriptライブラリの探し方」が紹介された。また、いくつかのライブラリーを使ったデモも行われた。

写真:出演者の様子
[加茂雄亮(左)新藤愛大氏(中央・左)河村晃匡氏(中央・右)池田泰延氏(右)]

●紹介のあった参考サイトとライブラリ一覧

海外のオープンソース ASライブラリポータルサイト
Open Source Flash

Tweener (アニメーション)
Papervision3D (3Dグラフィクス)

日本発 Flash/ActionScript 開発のためのオープンソースコミュニティ
Spark project

SiON (サウンド)
Frocessing (2Dグラフィクス)
QRCodeReader (QRコード読み取り)
SWFWheel (マウスホイール対応)
Next (非同期処理の記述)

その他、作者のブログなどで紹介されているライブラリ
bulk-loader (ファイル読み込み)
MinimalComps (GUIコンポーネント)
SWFProfiler (プロファイリング)

Sessionの最後には、「ActionScriptライブラリを使うと嬉しい事と、ライブラリを使う上での注意点」が上げられた。
「ActionScriptライブラリには、様々なメリット・デメリット、得意なこと・不得意なことがある。使いどころを見極めて用法容量を守って正しく使って、素敵なFlashライフを!」と締めくくられた。

Subversionを使ってみよう!

新藤氏のSessionでは、ActionScriptライブラリの使い方が解説されたが、実際にライブラリを入手しようとすると、多くのライブラリの公開に使用されているバージョン管理システム Subversionに躓く人が多い。実際にSpark projectのサイトもSubversionで管理されている。
そこでSession 2では、Spark projectより河村晃匡氏が登壇し、Subversion について解説された。

このSessionでは、今までにSubversionを使ったことがない方を対象に、「Subversionとは?」から「Subversionを使ったライブラリの入手方法(Windows版)」が詳しく紹介された。また、池田氏よりMac版のSubversionの使い方も紹介された。

写真:SVN用語解説
[SVNの用語解説]

Sessionの最後には、河村氏よりおまけのコマンドが紹介され、Spark projectのリポジトリに公開されている。
本Sessionに参加した方は、是非Spark projectのリポジトリにアクセスして、おまけをゲットして欲しい。

オンラインギャラリー Beautiflを大活用!

Session 3では、Spark Projectより池田泰延氏が登壇。池田氏の運営する ActionScript 3.0 オンラインギャラリー Beautifl が紹介された。

写真:Beautifl
[Beautiflイメージ画像]

Beautiflは、ActionScriptの投稿サイトである wonderfl の作例をさらにまとめたギャラリーサイトで、カテゴリーは技術的な視点ではなく演出のジャンルで区切られているため、ActionScript の技術的なことを知らなくても、使いやすく、デザイナーとFlasherのイメージ共有にも便利だという。また、今まで思いつかなかったような Flash のインスピレーションも得られる。

Sessionのなかでは、Bautifulで紹介されている作品を元に、ActionScriptライブラリの解説がなされた。

ライブコーディング

最後のSessionでは、池田氏、新藤氏によりSpark projectで紹介されているライブラリを使った、ライブコーディングが行われた。
まず池田氏は、簡単に時計が作れるライブラリ「 TeraClock 」を使って、アナログ時計を作成、それを受けて新藤氏は、アナログ時計をイベント終了後に使用する抽選マシーンに改造。
あっという間に抽選マシーンまで完成してしまった。

最後に、今回の出演者の皆さんから、1点づつサンプルが紹介された。
本イベントに参加して、ActionScriptライブラリの素晴らしさを実感した方は、是非自身のコンテンツ作りにも取り入れてもらいたい。

(2009/12/20 ロクナナワークショップ イベント運営事務局)

ロクナナワークショップでは、今後も様々な講座やイベントを開催してまいります。

最新のイベント・講座情報はロクナナワークショップの メールマガジン にて配信しておりますので、よろしければ、是非ご登録ください。